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【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第5章 恐怖の島で過去は巡る (スリラーバーク編)




とにかく一旦船に戻ろう、それが1番安全だ、たぶん。

しかしながら、どっちに進めば良いのだろうか。
右?それとも左?前か後ろ?

と、そこに人が歩いているのが見えた。
あぁ、こんなところにも人が住んでいるのね!!

『あのー!すみません!!』
「なんだい?」

振り返った男は、継ぎ接ぎだらけで目玉がポロリと取れていた。

『ぎゃあああああ!!』

私は持ってきていた銃を持って、バババババッと撃つ。

「ど、どうしたー!」

その音に更に人が集まってくる。

「だ、大丈夫かー!」
「あ、あぁ、大丈夫だ。」
『なんでぇえええええ!!』

撃った男がムクリと起き上がる。
いや、見かけでわかってはいたけれど、あれは、あれは・・・ゾンビだぁーっ!!

「良くもやってくれたなぁ!」

数人が一気にこちらに飛びかかってくる。
やばい、と思い私は側にある木に右手を当てて盾を創造する。

しかし、創造出来ない。

『ちょ、なんで!?』

私が木を見ると、バチリと目が合った。
目が、合った??

完全に木には目と鼻と口がついている。

『ぎょああああああああ!!』

私は叫び声をあげながら一目散にその場を駆け出した。
無理だ、あんなもの手に負えない。

何より頭と精神が追いついてこない。

怖いよっ!!!

「まてぇえええ!」
『ぎゃー!来ないでー!』

私は追いかけてくるものに、ひたすらにバーストアローを打ち込んでいく。
ゾンビも木もその爆発にあい、ゴウゴウと燃えていた。

燃えろ燃えろ!もっと、燃えてしまえ!!

そうして私はどこへ向かっているかわからないままに走り続けたのであった。

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