第4章 夢と仲間と
私たちは新しい船の完成を、今か今かと待っていた。
"記録指針(ログポース)"に"記録(ログ)"が溜まり、次に目指す島が魚人島であることが判明した。
しかし、そこへ向かうまでには魔の三角地帯という海域があるらしく、ゴースト船の目撃情報もあるらしい。
怯えていたナミも、宝船と聞いて俄然やる気を出す。
私は出会いたくないけれど・・・。
その時、フランキー一家の女性2人が"夢の船"の完成を私たちに伝える。
「えー!?もう出来たのか!!随分早ェ!」
全員がその船にワクワクしていると、再びフランキー一家の人たちが息を切らせて走ってくる。
どうやら手配書の話らしい。
「話すより・・・見てくれ!あんたら8人全員の首に賞金が!」
"麦わらのルフィ" 懸賞金 3億ベリー
"海賊狩りのゾロ" 懸賞金 1億2000万ベリー
"悪魔の子 ニコ・ロビン" 懸賞金 8000万ベリー
"泥棒猫 ナミ" 懸賞金 1600万ベリー
"狙撃の王様 そげキング" 懸賞金 3000万ベリー
"わたあめ大好き チョッパー(ペット)" 懸賞金 50ベリー
"黒足のサンジ"(写真入手失敗) 懸賞金 7700万ベリー
"銀色の魔女 ディストラクト・クレア" 懸賞金 4500万ベリー
各々思うことがあるようで、特にチョッパーとナミとサンジは愕然としている。
私も、初めてついたにしては高い金額に驚きが隠せない。
きっと私の悪魔の実の能力が厄介なことでこの値段なのだろう。
「ま、まぁ、心中お察しするというか・・・色々言いてェことはあるだろうがその、ま、待ってくれ!俺たちの頼みってのはこっちなんだ、見てくれ。」
そして出されたのは一枚の手配書。
"鉄人(サイボーグ) フランキー" 懸賞金 4400万ベリー
「フランキー!!!」
フランキー一家は、フランキーがここにいては危ないが自分たちを心配して出て行かないと推測する。
「麦わらさん、頼む!無理矢理でも良い!アニキを海へ連れ出してくれ!あの人、元々海賊の子だったんだよ!」