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【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第3章 友情のために (エニエス・ロビー編)




私たちは、奪った海軍の船でルフィを待っていた。
ゾロ、サンジ、ウソップ、フランキーの4人は橋の上に立って塔の方を見ている。

しかし、戻ってきても軍艦の数と私たちの数が同じくらいで抜けるのも至難の業だ。

正門前から連絡が入り、それを聞いているとフランキー一家やガレーラの船大工たちも、私たちと戦ってくれていた人たちが全員死亡したと伝えられた。

「こんなに簡単に・・・人って死んでいいの?」
「地図の上から人は見えない。彼らは、ただ感情もなく世界地図から小さな島を1つ消すだけよ。それが"バスターコール"!!」

ナミの自然と口から出た疑問にロビンが答えを言う。
いや、答えではない。

ただ、このバスターコールという事象は、任務に従って行うことでそれによって人も死んでいるという、それだけのことなのだ。

本当は"それだけ"なんかではないはずなのに。

「急げ麦わらァー!仲間がここで待ってる!!てめェ、死んだら承知しねぇぞ!!」

フランキーは、姿見えぬルフィ向かって大声を出した。

『ルフィ・・・。』

どうか、戻ってきて・・・。

ボカァン!破壊音がなった、きっとルフィだ。
まだルッチと激しい戦闘をしているのだろう。

ルフィがルッチと戦っていなかったら、きっと私たちの中の何人かは死んでいたかもしれない。

ドゴォオオン!

『な・・・何で!?』

橋には攻撃しないんじゃなかったの!?

ルフィたちのいた第一支柱からこちらへ繋がる橋を海軍は砲撃で壊してしまう。

ウソップたちが第一支柱に向かって大声を上げていた。

「こっちは心配いらないぞ!」
「ロビンちゃんも助けたァ!」
「あとはお前、そいつに勝て!生きてみんなでここを出るんだ!」

ルフィがどんな反応をしたのか、私には見えない。
だけれど、きっと倒してくれるはずだ。

私はそう信じてる。

【少佐以下、出陣不要。「大佐」及び「中佐」のみ精鋭200名により速やかに抹殺せよ】

海軍のアナウンスが聞こえる、

大佐と中佐!?
海軍も遂に本気になったってことか。

海兵たちが「かかれ!」という合図と共に襲いかかってくる。

船の上にあるものを材料に銃と弾を創造し、船からバッと出て海兵たちに撃ち込む。

「ルフィが来るまでこらえろ!」

私たちの防衛戦が始まった。

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