• テキストサイズ

【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第3章 友情のために (エニエス・ロビー編)




『いけー!そげキング〜!』
「みろ!!スゲェだろウチの狙撃手の力だァ!クソざまーみやがれ、あいつら!ロビンちゃん逃げろー!」
「歌う必要あんのか。」

司法の塔から、ロビンが逃げられるように援護射撃をするそげキングを私たちは囃し立てていた。

正直、遠くてちょっと向こう側は見えづらいけど。

それからそげキングがフランキーに鍵を全部届けたことを報告する。

「こちらフランキー!おい長っ鼻!ニコ・ロビンの手錠は外したぞ!!」
「「「『よしっ!』」」」

とりあえずロビン救出という目的は達成されたのだ。
良かった、それに私もちゃんと力になれた。

これで、友人としての役目は果たせたのかな。

ボカァン!!

「え・・・何だ。」

突如、爆発音が聞こえた。
ただの爆発?それとも砲撃を受けたの?

「そげキング!一刻を争う、そこから飛び降りろ!」
「そんなムチャを・・・。」

ドォン!!!
サンジがそげキングに指示をした直後、司法の塔は砲撃を受けた。

「「『ウソップ!!』」」

咄嗟のことに、そげキングなどという名前は出て来ずウソップの名前を呼んでしまう。

あんなにも、ウソップではなくそげキングだと言い聞かせていたというのに。

ガラガラと無残にも落ちていく塔。

「おい、ウソだろ・・・おい!ウソップーー!!」
「呼んだかね。」

サンジが悲痛の顔でウソップの名を叫ぶと、ヒューッと落ちてきながらウソップが返事をした。

「「生きてんじゃねぇか!」」
「屋上から決死のダイビングをした英雄を受け止める優しさはねぇのか!」

怒鳴るサンジとゾロに鋭くツッコミを入れるウソップ。

『あぁ、良かった・・・。』

私はホッと胸を撫で下ろした。

「フランキー、ロビンちゃん、こっちは無事だ!今すぐそっちへ向かう!」

サンジが電伝虫でそう伝え、私たちは再び走り出した。

/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp