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【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第3章 友情のために (エニエス・ロビー編)




「ハハハ!まだまだいくぞ!!」

レビンは能力を駆使して怒涛の攻撃を仕掛けてくる。

それに対して、私も逃げながら材料で銃と弾を創造していく。

『そんなの無駄!』

レビンが生やす木は全てアンチ・サイで無効化し、木の枝や棘も防いでいく。

その合間に私は銃を撃っていくがそれらは弾き飛ばされる。

何だこの戦い、急に単調になった。
何かがおかしい・・・能力が効かないと分かっているのに何故能力だけを使い攻撃してくるのだろう。

「俺のものになる気は起きたかな!?」
『ありえない!!』
「ふぅむ・・・。」

レビンは急に腕を木の材質に変化させ、剃で近づいてきた。

・・・まさか!

『ぎゃっ!』

ゴンッと木の腕で私は殴られる。

「やっぱりな!キミの能力の穴を見つけたぞ!!」

やはり、見破られてしまっていた。
私の力がどんなものかを観察するために、あえて能力だけで攻撃していたのか。

「キミは必ず何かの能力を使う時に左手で触っているね!そして、それは俺が生やして向かわせた木にのみ使っている!指銃の時の木の枝や今の腕の攻撃ではその能力は使っていない、つまり!打撃や人そのものを変質させている場合は無効化出来ない!」
『くっ・・・。』

悔しいけれど当たっている。
私の最強に思えるアンチ・サイの穴だ。

「さぁ、そろそろ終わりにしよう!」

レビンは再び腕を変化し、今度は剣の形にした。

「キミは敗北し、俺の32番目の彼女となるのだ!」

私は壁際は追い詰められている、逃げ場がない。
レビンが剃で私に近づき振りかぶる。

私はニヤリと笑った。

『待ってました。』

私は隣の棚を右手で触り、ミニガンを創造する。
ミニガンは特にパーツが多く創造に多くの材料を必要とする。

しかも持ち運ぶことが不便なので今まで創造しないでいた。
しかし、ここでしか使わない上に資源が豊富ならば創造する他ない。

そして、今ならばレビンは避けようがない。

「なっ!鉄か」

ズガガガガガガッ!!
レビンは鉄塊で身を守ろうとするが、私の創造の速さには追いつけなかったようだ。

ミニガンにより無数の弾を受けたレビンは蜂の巣になる。

「ぐが、が。」

レビンは白目を剥き、顔を不細工にしながら床にバタリと倒れた。

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