• テキストサイズ

【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第10章 海中の愛言葉(魚人島編)



『創造:大楯!』

海の森への移動中、何度も飛んでくる武器を私とルフィで弾いていく。

『はぁ、キリが無いなぁ。』

バンダー・デッケンによる攻撃は、おそらく何らかの能力によるものだろう。確実にしらほしに向かって一直線に飛んでくる。

「すみません…。」

しらほしがしょんぼりとしながら私に謝る。

『あなたが謝ることないわよ、悪いことは何もしてないんだから。』

悪いのはぜーんぶバンダー・デッケンだもの。
しらほしはずっと城から出ることができなかったらしい。
だから、行きたい場所へも行けずにいたのだ。

自由のない生活、それがどれだけ苦しいか。
私にはよくわかる。

「あ、もうすぐ海の森です!」

しらほしの声にハッとする。
徐々に美しい光景が広がってきて、絵に収めたい衝動に駆られる。

「お〜!綺麗な場所だなぁ!」

ルフィも嬉しそうに声を上げた。

「え〜ん、ありがとうございますルフィ様…私、ずっとここに来たかったのです〜。」

しらほしが涙を流しながらも喜びを口にする。
チョッパーもゆっくり治療出来るかもしれない、と歓喜した。

「あ、サニー号だ!」

ルフィが海の森のシャボンの中にあるサニー号をいち早く見つける。目を凝らすとそこにはフランキーもいた。

私たちが無事にサニー号のところへ着くとルフィは真っ先にしらほしのことを紹介した。

「紹介するよ!こいつ弱虫!」

いや、どう考えても紹介の仕方間違えてる。

「そうか、弱虫か!しっかりしなきゃな、姉ちゃん。」

そしてフランキーはそれを受け入れるな。

「はい…すみません。わたくし、しらほしと申します。」

全然しらほしは謝らなくて良いのよ!!
あーもう、ツッコミ不在はこれだからッ!!!
/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp