第2章 私に出来ること (ウォーターセブン編)
人集りを離れることに成功した直後、ドコン!と大きな音がした。
驚いて音の方を見ると続いてクレーンが倒れてくるのが見えた。
『うわっ!?』
驚いて私は巻き込まれないようにその場を急いで離れる。
クレーンは容赦なく倒れて、そのまま1番ドックを崩壊させた。
ルフィとナミは一体どこだろう?
キョロキョロと辺りを見渡すと麦わら帽子が見えた。
ルフィは腕を伸ばしてナミ共々逃げていくところだった。
『良かった・・・逃げられたのね。』
私は、とりあえず安堵し1つ吐息をついた。
ルフィ達が逃げることが出来た今、とにかくアクア・ラグナを回避しないことには何も始まらない。
彼らの手助けはそれからだ。
私は、一旦島を離れるためにも海列車の出るブルーステーションへと向かった。