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【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第7章 また会える日まで (シャボンディ諸島編)



「もしかして、スリラーバークで後で来たって言ってたやつか!?」
「あぁ!こいつがそうだ、あの時は手のひらの"肉球"から衝撃波を打たれてえらい目にあったんだが。」
「あそこで俺たちを全滅させるつもりだったけど、生きてることに気づいてまた来たんだ、きっと!」

ルフィの問いかけにウソップとチョッパーが答えた。

いいや、チョッパーの見解は少し違う。
ゾロが身代わりになることで、くまは私たちを見逃したのだ。

だとしたら何故再び私たちの前に姿を現した?

「あんときゃよくもやってくれたな!"風来砲"!」

フランキーが攻撃放ち、それは見事にくまに直撃した。
マングローブにがしゃん!とあたるが、効いていないのか表情一つ変えない。

「え、ルフィさん!?」

ブルックの呼びかけでルフィを見ると、"ギア2"を発動していた。

「強ェとわかってんだから、初めから全開だ!」
「やるしかねェな!あん時はオーズ戦の直後だった、体力がある今とは違う!」

ルフィとサンジはやる気が満ちた状態でくまと対峙していた。

それにしても、スリラーバークの時とくまの様子が何だか随分長く感じるのは気のせいだろうか。

くまの口がパカりと開き、そこから光が放たれる。

『うわぁっ!!』

私はビームを逃れるために、みんなとは違う方向に退避してしまった。
ゴロリと地面を転げたおかげで身体に傷が出来て痛い。

遠くでゾロとルフィ、サンジが同時に攻撃を加えるのが見えた。
くまは瓦礫に吹き飛ばされる。

それにしても手に肉球は見えないし、スリラーバークで使っていた能力の一つも見せはしない。

あれはくまのニセモノ?

『やばっ!』

再びくまは動き出し、ビームが繰り出された。
ルフィたちはそれを避けたが避けた分が私の方へを飛んできた。

回避が遅れたため、ビームはもう目と鼻の先だ。

もうダメか、と思われたところでブンッと身体が後ろに引かれる。
それはロビンの能力によるもので、ロビンとチョッパー、ナミの側まで移動した。

『ありがとう、ロビン!助かった!!』

私が礼を伝えると、ロビンはニコリと笑った。
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