第7章 また会える日まで (シャボンディ諸島編)
「チャルロス兄様〜ッ!」
天竜人の女が、悲鳴をあげた。
なるほど、あのクソはチャルロスというのか・・・まあでも覚える価値もないわね。
「おのれ!下々の身分でよくも息子に手をかけたな!」
父親の天竜人はドンドン!と銃を撃つが全くルフィには当たらず変なところに当たっている。
周囲の人々は天竜人を怒らせた事で、外は一目散に逃げている。
・・・そんなに下手な扱い方じゃ銃も可哀想だ。
私が貰ってやりたい。
「この世界の創造主の末裔である我々に手を出せばどうなるか!!?」
ドンドン!と更に銃を撃つ天竜人を、サンジがたんっ!と蹴り上げたことで、天竜人の手から銃が離れた。
『もーらいっ!』
私はバッと駆け出して天竜人を持っていた銃をキャッチした。
銃を手にした目の前でサンジが衛兵を蹴り倒していた。
「ロズワード聖の銃を離せ!」
衛兵の1人が私の持つ銃を見て声をあげた。
『嫌よ、これはもう私のもの!』
天竜人の銃をドンドン!と衛兵に撃ち込む。
衛兵は倒れたが威力的には普通の銃と変わらないようだった。
なんだ、天竜人のものだから相当凄いものかと思っていたのに。
凄いのは見てくれだけか。
『ま、売りに出したらそれなりにはなるかなぁ。』
私は天竜人の銃をしまい、再び使っていたマシンガンを手にした。
やはりいつも使っているものの方が手に馴染む。
「海賊を捕らえろ!」
衛兵たちがドドドドッ!と出てきた。
『マシンガン:小型弾(マイクロショット)!』
鎧を着た衛兵に撃ち込むと、鎧に弾がめり込みその後に爆発をする。その弾により数人が倒れた。
あぁ、でもこの弾は普通の弾より創造に材料が必要なためあまり創れていない。弾の消費抑えたいところだ。
「貴様ら、あくまでも我々に歯向かうというんだな!?"海軍大将"と"軍艦"を呼べ!目にものを見せてやれ!」
天竜人が声を上げた。
それを聞いた一般の人々は軍艦が来るということでより一層逃げ足を早め会場を出て行った。