第6章 海の上での賑やかな日々
デュバルは毒の銛を放ってくる。
サンジは全く誰のことか思い出せないようだった。
ガン!
ルフィの攻撃でデュバルの仮面が外れ素顔が露わになった。
「いいさ、良く見ろ・・・この俺の傷ついた顔を良く見ろよ!」
その素顔に私たち一味は全員が驚いた。
「おい、サンジどこへ!」
サンジがドボンと船から海に飛び込む。
すぐに対岸でデュバルに向かっていくサンジが見えた。
「オラ違うよー!オラそんなやつ知らねェよー!海賊ですらねェぬらべっちゃ!」
デュバルの顔はサンジの手配書そのままだった。
そのせいでデュバルは海軍や賞金稼ぎに狙われてしまっていたようだ。
「わかるが?ある日突然、命を狙われたオラの恐怖!・・・なしてオラが「海軍本部」に追われなぐっちゃならねんだ!名のある賞金稼ぎに殺されがげにゃならねェぬら。オラが一体何をすた!オラの人生を返せェー!」
「知るかァーっ!!!」
デュバルの渾身の叫びに対し、サンジは飛び蹴りをかました。
いや、そもそもあの手配書そっくりの人間がいたことに驚きが隠せないのだけれど。
「何が"知るか"だァ!おめェ以外に誰がこぬ責任さ取るぬらー!」
「うるせー!あの手配書に頭キてんのは俺の方なんだよ!」
デュバルとサンジは喧嘩のように言い合いをする。
それとは対局に一味のみんなはそんなことがあるのか、と驚いていた。ブルックは大爆笑していて、その様子にサンジは怒っていた。
「じゃあサンジ、おれ達先に行ってるから。」
「俺のせいか、これ!?」
ルフィの言葉にサンジが抗議の声を上げる。
デュバルたちは髪型やヒゲを変えるという方法は思いつかなかったようで、サンジの指摘に感嘆していた。
どうしてそんな簡単なことが思いつかないの・・・バカなの?
「おめーが海賊として名をあげちまった原因の船!ならばその船員も俺の恨みの対象になって当然!おめェら全員死ぬがいい!!」
デュバルの毒の銛でサンジが海の際に追い込まれる。
【編隊を組め!】
「え?」
だからフランキー、反応しないで。
「しまった!」
『サンジ!』
トビウオに乗った人が網を持ち、サンジはそれに捕らえられた。
「網を破れ!海へ引きずり込む気だ!」
ウソップが叫びサンジは網に手をかけるが、その素材が鉄のようで破ることが出来ずにいたのだった。