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【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第5章 恐怖の島で過去は巡る (スリラーバーク編)




オーズの左腕を駆け上がり、私は頭を飛び越える。

ズガガガガ!とミニガンで弾を打ち込んでいく。
そして右腕に到達降り立つというところでオーズが向きを変えた。

「おい、ちょこまか動いてムカつくぞ!」

ぐわっと左腕で掴まれ、そのままブン!と投げられた。

瓦礫に突っ込んだ、と思った瞬間意識が飛んだ。



そして、パチリと目が開く。
ムクリと起き上がることが出来て痛みは全く感じなかった。
まだ、能力が効いているのだろう。

周りにたくさん人がいて、オーズがぐたりとしていた。

もしかして、ルフィが勝ったのか!?
いやそうだとしても影が戻ってないということは、まだなのか。

迎撃するためか、近くでフランキーとウソップが動くのが見えたので私もそちらに向かっていく。

『2人とも、大丈夫なの!?』
「おお、クレアか!身体は痛ェがそんなこと言ってる場合じゃねぇ!」

フランキーが答えるとズズゥンと音が聞こえた。

「きっとオーズが起き上がったんだ!」
「じゃあ、早くしねェとな!」

2人はそう言って移動スピードを上げる。

『一体何するの!?』
「足止めのための冷却砲を作るんだ!」

ウソップが言う。
たどり着いたのは室内の配管工などがあるところ。

フランキーはすぐに壊れた筒の応急処置に取り掛かった。

『材料を瓦礫で創造する!足りないものを言って!』
「あぁ、頼むぜ!」

それから、私はフランキーの言うものを創造していった。
ありがたいことに鉄材質のものが多いため材料には困らない。

ウソップは大工仕事が一応出来るのでそちらの手伝いをしていた。

「よーし!応急配管工事、完了だ!」

流石ウソップとフランキー。
仕事が早い。

フランキーが"風来砲"で壁に穴を開けるとオーズが見えた。

「目一杯回せー!」
「『回すー!』」

フランキーの合図で私とウソップは歯車をグルグル回し機械を動かす。

「発射!特大冷凍庫の超低温冷気砲!」

それが発射されると、きっとナミの攻撃で濡れたオーズの腰より下がカチコチに凍った。

私たちの仕事が終わって、私は一瞬だけホッとした。

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