第5章 恐怖の島で過去は巡る (スリラーバーク編)
ロビンが機転を効かせて隙間のあるところを見つけ、弾を打ち込んでいくがオーズの動きでモリアに弾が届かない。
オーズがこちらに腕で攻撃してくる。
ロビンが能力を解いたおかげでその攻撃は避けることができた。
『うそ!』
しかし、今度は逆の手が飛んできて私はそれを受けた。
『ぐあっ!』
そのまま吹き飛ばされる。
そして身体が床に叩きつけられた。
塔から向かった時に受けた攻撃も身体に蓄積されているからか、今度こそ身体が動かない。
今度はフランキーが蹴りを入れられていた。
オーズがトドメを刺そうとした時に、雷がオーズに落ちる。
ナミの攻撃だ。
サンジがナミを呼んだせいでオーズが気づく。
オーズの腕が伸びてそちらに攻撃を加えるも、ナミはロビンが助けていて無事だった。
「あいつの腕がなんで伸びるんだ!ゴム人間はこの世に1人だろう!」
サンジがそう言った。
悪魔の実は世界に一つずつで同じ能力者は2人もいない。
じゃあ、これはどういうことなのか。
次はこちらに足が伸びてくる。
やばい、動けない。
ゾロが私を抱えてその場を離れる。
「ゴムゴムの鐘ェ!」
身体が動かないおかげで、攻撃を受ける度にゾロが私を抱えて逃げる。それはフランキーも同じだった。
オーズの身体が伸びる理由は、モリアの能力によるもので、影が伸びたおかげでオーズの身体も伸びるという仕掛けのようだ。
影が丸くなればオーズも丸くなる。
そういうことらしい。
何も出来ない自分が悔しい。
なにか、何か出来ることはないか?
右手の創造か、左手の破壊か。
私が何か出来るとしたらそれだけ。
私が考えている間に、ウソップとナミとロビンがブルックに協力し、ブルックがオーズの肩を貫いて一撃お見舞いした。
それに続いてゾロもオーズに攻撃をする。
とにかく自分の身くらいは守れないと。
私はどうにか右手を伸ばし瓦礫を触って盾を作る。
これで、瓦礫が飛んできたくらいならば防げる。
まあ1発だけれど。
ロビンがモリアをホールドし、オーズの身体が伸びなくなった。
このままモリアが気絶してくれればいいのに。