• テキストサイズ

【ONE PIECE】今日も剣士に愛される

第5章 恐怖の島で過去は巡る (スリラーバーク編)




「おめェら覚悟しろよ、全員ぺちゃんこにしてやる。骨も残らないと思えェ!」
「うわぁ、めちゃくちゃ怒ってるぞ、アイツ!」

私たちの攻撃が成功したことで、オーズはとても怒りを露わにした。とんでもない攻撃が来るのでは、とこちらも身を構える。

「抜けねぇ、ツノが!」

しかしながら、オーズはツノが地面に刺さってしまい動かないでいた。

「あぁ、抜けねぇのか。」

私たち7人は目を光らせ、今だ!とめちゃくちゃに攻撃をしていく。その猛攻撃にオーズは「ああああ!」と悲鳴をあげた。

「いい加減にしろー!」
「撤収!」

オーズが力任せに起き上がったところで、ウソップの掛け声と共に私たちは一目散に逃げ出した。

「うおー!見ろ、大量の肉があそこに!」
「うまそー!」

ウソップとチョッパーがそう叫ぶと、オーズはウソップたちの見ている方を見た。
その隙にゾロとフランキーが膝に攻撃をし、オーズは膝をつく。

まぁ卑怯だし、それに釣られるオーズもアホだなと感じた。

フランキーが歓喜してルフィがモリアを倒すまでの辛抱だと言うが、ゾロはそんなの待たずに倒せば良いと言った。

どうやら、新しく手に入れた剣を試したいらしい。

この巨人を相手にその思想が出てくるところがコワイ。

「さぁ来い、俺が相手だ。」
「わかった、うおお!」

ゾロの言葉にオーズが了承する。

オーズのパンチをゾロが力で逸らす。
それから攻撃を与えるが、オーズはそれを避けた。

ゾロのその攻撃が強力であることは、それが当たった屋敷の壁の跡を見れば一目瞭然だった。

「こんにゃろ、踏み潰してやる!」

ゾロを踏み潰そうとするオーズの足が私たちにまで当たりそうで、私たちはそれを避ける。

避けている間に、みんなのいる場所と反対側に来てしまった。

やばい、これじゃコミュニケーションが取れない。

その時、地面が揺れて私は体勢を崩してどさりと倒れてしまう。
仰向けに倒れてしまった為に夜明け前の空が見えた。

ん、空・・・?

ここは霧の中のハズだ。
もしかして、魔の海域を抜けた?

不味い、このままだと朝を迎えたらサンジもゾロもルフィも消えちゃう。

/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp