貴方と紡ぐ物語 【アイドリッシュセブン】【R18】
第3章 誘う華、誘われる蝶 【八乙女楽】
『んっ…ふぁっ…んんっ…』
久しぶりの深いキスが気持ち良すぎて、トロンとなった瞳で楽を見つめる。
「っ、はぁ…お前、キスだけで蕩けすぎだろ…」
『…っ、久しぶりだから…しょうがないでしょ?』
楽は驚いたように目を見開くと、
「ほんと、お前可愛すぎ。…こんなに素直になるなら、またしばらく我慢しようかな」
と言った。
また触れてもらえないのは嫌だと、私は必死に言葉を紡ぐ。
『…っ、やだ、素直になるから、もっといっぱい触れて?』
悪いのは何も言わずに触れなくなった楽なんだから、私が素直になる必要ないよね?
後々考えるとそう思うが、久しぶりの深いキスで思考力が溶けてしまっていた私には、そんな事関係ない。
ただ、もっと触れて欲しい。
その思いだけが、私を突き動かしていた。
「お、おい琴音!?」
楽の手を取って、自分の胸に触れさせる。
『ね、楽、私の胸触って欲情する?』
ランジェリーの上から胸を揉ませる。
「お前な…当たり前だろ…つーか、どんだけ煽る気だよ…マジで」
『っ、よかった』
と、安堵の声を漏らした次の瞬間には。
『っ、んんっ、あっ、やぁっ』
「やじゃねーだろ…あれだけ煽ってくれたんだ…責任取れよ?」
楽の手は上から押さえていた私の手を抜け、ランジェリーの中にあった。