貴方と紡ぐ物語 【アイドリッシュセブン】【R18】
第3章 誘う華、誘われる蝶 【八乙女楽】
楽を信じきれていなかった事に罪悪感を覚えた私は、楽に謝ろうとした。
しかしその言葉は。
『…楽、ごめっ、んんっ?!』
言い終わる前に楽の唇に吸い込まれた。
『んっ、ちゅっ、はぁっ、んあっ…はぁ…な、んで、いきなり…』
「…っ、はぁ…、あのな、なんでじゃねぇよ、自分の格好考えろ、どれだけエロいか分かってんのか?」
『…あ。』
言われてみれば。
今私が着ているのは、楽を誘惑するためのセクシーランジェリーで。
「お前、俺を誘うためにわざわざ買ってくれたんだろ?しかもグレー…めちゃくちゃ嬉しい、ありがとう」
…改めて言われると、何か恥ずかしくなって来た。
『やっ、あんま見ないで…』
思わず布団で身体を隠す。
すると楽は、
「何でだよ、すっげぇエロくて綺麗なのに」
と言いつつ、布団を剥ぎ取ってきた。
「うん、やっぱ綺麗だ。…つーか、もう我慢出来ねぇ、抱かせろよ、琴音」
獣の様な瞳で私をまっすぐ見つめ、楽が問いかけてくる。
…そんなもの、出来る返事は一つしかない。
『…っ、うん、楽、…抱いて?』