貴方と紡ぐ物語 【アイドリッシュセブン】【R18】
第2章 眼鏡の奥 【二階堂大和】
言ってしまった。
どうしよう。引かれただろうか。と言うか言わなくていい事も色々言った気がする。
『あ…の…大和さ…』
引きましたか、と言おうとした口は、大和さんのそれに塞がれた。
『!!…っっ…ふぅっ…んんっ』
「んっ、はぁ…本当、可愛過ぎ…煽ってんのかよ…」
ぼそっと呟く声が聞こえた。目隠しされているので、耳はいつもより良いらしい。
『え…今大和さん、可愛いって…』
と言うと、照れたような声で、
「言ってない…それより琴音ちゃん、イカせて欲しいんだって?」
と言った。
またはぐらかした。
そう思ったが、口に出そう物なら、手足もネクタイで縛られそうなので、心の中に留めておく。
『…言いましたけど…』
さっきの言葉を飲み込み、わざとはぐらかされる。
すると、
「やけに素直だな…いーよ、琴音ちゃんのお望みどおりに…」
そこで一旦言葉を切る。次の瞬間には耳元に息がかかり、思わず『んっっ…』と声を出してしまう。
「たくさん、イカせてあげる」
囁く声と同時に、胸を弄られる。
『いっぱいとは言ってな、んんっ…っ…んあっ、やぁっ!』
反論しようとしたが、激しく揉んだり、中心を弾いたり、目隠しのせいで予測出来ない触り方に、大きな声で喘ぐ事しか出来ない。
今までとは違う強い快楽に、身体が跳ねる。
『んっ…はぁっ…も、むり…いっちゃ…』
「イキそう?…じゃあ」
『へ、やぁ!あっ!んあっ!』
大和さんはいきなり、片方の胸に吸いついてきた。
舐められ、転がされ、
さっきよりもさらに強い快感に、
『んっ、あっ、やっ…も、だめ、あぁっ!』
私は呆気なく達してしまった。