第8章 《エルヴィン》堕ちる2 ※
「…っ、」
「ハハハ、ピクピクさせて…まだ入口をなぞってるだけだぞ?日に日に敏感になっていくな…嬉しい。」
丁寧に除毛され邪魔をするものがなくなったソコをヌルリと指が滑る感触がして、耳に当たるエルヴィンの吐息が少し荒くなった。
腰に硬いモノが当たると背筋がゾクリとし、意思とは関係なく奥が疼いてしまう。
「やめ…て……」
言葉だけは否定するけれど、エルヴィンには全てお見通しでそれはまったく無意味な抵抗だ。
「エマ、嘘は良くない。身体はこんなに正直なのに、正反対なことを言って、自分が辛いだろう?」
「んっああ!」
「あー…次々溢れてくるよ。厭らしい匂いもしてきた。最高に昂奮する。」
エルヴィンはエマの前に跪くと、赤い舌を覗かせて蜜を溢れさす穴へと口を付けた。
―ジュルッジュルジュル
「ひっ!や!やめてっ!」
咄嗟に腰を引くがすぐに掴まれて余すことなく吸い上げられる。
ぱっくりと割れたショーツの間から蜜壺に舌を埋めて、奥で滲む体液をも舐め取っていく。
「喉が渇いたんだ、水分補給くらいさせてくれ……はぁ、美味いな。」
激しい羞恥心が込み上げ両手で顔を覆って小さくかぶりを振る。
「ん、も…やめて……あぁ」
だがそれとは裏腹に、エルヴィンがいくら舐め取ってもトロトロと溢れてしまうし、声だって出てしまう。
「本当に止めてほしいのか?」
「んっはぁっ…やめ、やめて、ほしい…」
「…本当に?」
二本の指が刺さる。
「っああ!!」
素直に反応するエマにエルヴィンは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
そしてすぐにいつもの場所を擦られ始めれば、またエマはだらしなく喘ぐことしかできなくなってしまう。
「こんなに物欲しそうにして…また嘘をついたな…悪い子だ。」
擦るスピードが上がって、すぐさま絶頂へ導かれてしまった。
また今日も抵抗することができなかった。
エルヴィンの手によってひたすら快楽の底に沈められるだけの毎日。
いつになれば終わるの…
そんなことが霞んだ頭に浮かぶけれど、入ってきたエルヴィンの熱に悶えて考える隙も与えられなかった。