第8章 《エルヴィン》堕ちる2 ※
「あ゛ぁぁあっ!い゛っぢゃあああっ!!!」
「何度でもイけばいいさ。私も何度でもエマのイキ顔が見たいよ。」
次の日もその次の日も、私はエルヴィンに抱かれた。
起き抜けにセックス。
昼の微睡む時間にもセックス。
夜は風呂の中でもベッドの中でも、何度果てても相手が満足するまで止まない。
エルヴィンは頭がおかしい上に絶倫だった。
「エマ。今日からこれを着て欲しい。」
「………はい」
監禁三日目まではぶかぶかのワイシャツ一枚のみを羽織らされているだけだったが、四日目からはエルヴィンが通販で調達したという“衣服”を身につけさせられた。
とは言っても、
「あぁ…思った通りだな。最高に似合う。」
鏡に写ったのは、覆う部分が極端に少ないTバックと、お揃いのブラジャーを身に付けた自身の姿。
繊細なレースがあしらわれていて一見可愛らしくも見えるが、すぐにありえないほどに卑猥な下着だと分かる。
上はかろうじで乳首は隠されているが乳房は半分以上が露出していて、Tバックに至っては肝心な部分を隠す布がなく、もはや下着の機能は果たしていなかったのだ。
「これも着て………あぁすごくいいよ。可愛いね、エマ。」
卑猥な下着の上から羽織らされたのは極薄シースルー素材のガウン。
こんなものを羽織ったところで下着はもちろん透け透けで、裸も同然だと思った。ワイシャツのほうがきちんと肌を覆えるからマシだとすら思う。
マネキンのように着せられ、無言で立つ私を後ろから抱きしめながらやわやわと乳房を揉まれる。
そして今日もまた、首筋に赤い花が咲いた。
好きな人の前だったらたまにはこんな下着をつけるのもウキウキするかもしれない。
胸元や首筋についたキスマークだって、好きな人に付けられたのなら嬉しい。
けれど、今の私を支配しているのはそんなのとはほど遠い感情…絶望だけだ。
布のない部分にトントン、と指が触れる。
「事前に剃っておいてよかった。エマの綺麗なアソコが丸見えだ。
ここが開いていれば欲しがってもすぐにあげられるし便利だな。他のデザインの替えも用意したから、また色々と愉しもう。」
何も答えないエマの頭を撫で、割れ目に触れていた指が前後へ厭らしく動き始めた。