第7章 《リヴァイ》愛ある行為を ※
手早く身体を洗って風呂に入る。
エマを自分の胸にもたれさすように座らせ、脇の下から腕を回して緩く抱いた。
「上手くできたか?」
「できたと思う、たぶん…」
「そうか。」
背後からエマの腹や腰回りを緩々と撫で始め、赤くなった耳をチュパ…と軽く口に含んで離す。
「ん……あ…」
「なんだ?まだ対したことしてないのにもう漏れちまうのか?声。」
「あ…だって…いつもより触り方…いやらしい…」
「気持ちいいのか?」
耳元で静かに囁くと、エマは身をブルっと震わせた。
肌に当たるか当たらないかの際どい距離で触れ続けると、感覚は次第に研ぎ澄まされ少しの刺激でも大きな快感を得られるようになっていくものだ。
実際、まだ腹や腰しか触れていないのにエマから漏れ出る甘い声は段々と大きくなっていってる。
「明日は久しぶりの休みだからな…だからいつもより更にたっぷり時間を掛けて可愛がってやる。」
「あっ!」
人差し指と中指の二本でゆっくり背筋をなぞった。これも肌に触れるか触れないかの絶妙なタッチで。
背中を行ったり来たりするのと、腹や腰、太腿への愛撫をしばらく続けるとエマの呼吸はみるみるうちに酷く荒いものになる。
そして、
「おい、クネクネ身体捩らせてどうした?」
「ん…ぁ…あ……わか、ない…勝手に身体が…」
「まだ肝心なところはどこも触れてねぇぞ?」
「も…リヴァイさ、…あっ、」
本当にまだまだ序盤だというのにもう余裕がない。
そしてエマが見せる妖艶な姿にこっちの情欲も容赦なく煽られる。
早くそのピンと上を向く厭らしい乳首に吸い付き、じっとりと濡れているであろう膣内に指を沈めてむちゃくちゃに喘がせたい。
そんな気持ちが膨らむが、今日はまだそうはしない。我慢だ。
じっくりと丁寧にエマを快楽の沼へと引きずりこんで、極限まで昂奮を高めてやる。
それもこれも、コイツが俺のために選んでくれたあのグッズを使うためだ。
「リ…リヴァイさ…キ、ス……して?」
既に余裕の欠片もないエマが振り返る。
俺は望み通りエマの口内を深く、執拗に犯してやった。
「今日はとことん酔わせて…溺れさせてやるよ…エマ」