第7章 《リヴァイ》愛ある行為を ※
「わ……分かりました…」
とうとうエマは観念して目を伏せた。
「それでいい。なら早速準備するぞ。まずは一緒に風呂へ来い。」
「え?お風呂ならさっき入りましたよ?!」
「そんなことは知ってる。いいからついて来い。」
「ちょ!リヴァイさんっ!」
手首を掴み半ば強引に浴室へと向かう。エマは戸惑いながらも素直に手を引かれて着いてきた。
「先に入って待ってろ。」
「う、うん……」
不安げな顔をするエマに声をかけてバスルームへ行かせると、俺は寝室へと戻った。
そこで、いつかする時のために用意しておいたアナルプレイのグッズの中から、シリンジを一本取り出してエマの元へ戻る。
バスルームへと繋がるドアを開けると、相変わらず不安そうにしながらも大人しく湯船に浸かるエマが待っていた。
「そんな顔するなよ、準備と言っても何も難しいことはしない。」
「そう言われても、何されるか全然分かんないから不安なんですけど…」
「安心しろ、俺の言うとおりにしてりゃいい。
今からこれでケツの穴を綺麗にするから一旦上がれ。」
そう言ってさっきのシリンジをエマに見せると、さすがに何をするのか理解出来たようで顔が酷く強ばった。
「そんなこと恥ずかしくて出来ないです!」
「出来ないなら、尻尾はナシだな…残念だ。」
「う…じ、じゃあ自分でやります!あとリヴァイさんには見られたくないからちょっと外で待っててください! 」
なかなか素直にしてくれないエマのために、わざと大袈裟に残念そうな顔をしてやった。
すると案の定エマは半分躍起になって俺の手からシリンジを奪い取り、バスルームから俺を追い出して扉をパタンと閉めてしまった。
少々やり口が汚いがこれもエマとあのグッズで愉しむためだ。
脱衣場で待っていると、少ししてエマの声が聞こえたので中に入る。
エマは再び湯船に浸かっていて、床の隅の方にはシリンジが転がっていた。
顔中が熟れた林檎のように真っ赤なのは、間違いなく風呂の温度のせいなんかじゃないだろう。
その赤らめた顔を見て、一人おぼつかない手つきで肛門を洗浄する姿を想像したら自身は完全に起き上がってしまった。