第7章 《リヴァイ》愛ある行為を ※
「ん……あ…」
ちょうど食べ終わって食器を下げようとした時、エマの目が薄ら開いた。
「起きたか。飯ありがとな、美味かった。」
「フフフ…今日もお疲れ様です、リヴァイさん。」
テーブルに突っ伏した格好のまま俺に顔を向け、ふにゃりと笑うエマ。
「眠いなら先に寝てて良かったんだぞ。」
「リヴァイさんの顔も見ずに1人で寝るなんて寂しいです。」
「顔なんて明日の朝になりゃ見られるんだからいいじゃねぇか。」
「もーそういう問題じゃなくて!ちゃんとお疲れ様とおやすみなさいを言いたいんです!」
そう言って恥ずかしそうに顔を背けながら、俺から奪い取るようにしてせっせと食器を運び出すエマがいじらしくて仕方がない。
俺は甘い蜜に誘われる蜜蜂のようにその背中を追った。
「皿くらい洗う。」
「大丈夫!リヴァイさんは休んでてください!このところ毎日終電なんだから。」
「その終電の俺に毎日付き合ってくれてるじゃねぇか、お前も。」
食器を洗うエマの脇腹に手を回して後ろから抱きついた。
首筋に顔を埋めれば石鹸の香りと、本当に蜜のようなほんのり甘いエマの香りが混ざって心地よく鼻腔を刺激する。
「私は大丈夫です!リヴァイさんが帰ってくるまでぐーたらさせてもらってるし…あっふふ、くすぐったい」
服の下へ手を滑り込ませ、指先で円を描くように腹をさすると、くすぐったさに身を捩るエマ。
その手を上へ移動させて乳房をフニフニと揉めば、今度はピクリと身体を跳ねさせた。
「あの、まだ洗い物途中なんですけど…」
「両腕は自由に動かせるようにしてやってるじゃねぇか。」
「そうじゃなくて…あ、」
指先が形を変え始めていた突起に引っかかり小さな声が上がる。
その粒を両方一度に摘むとさらに甘い声が漏れた。
手のひらで立った乳首を転がすのが好きなエマのためにそうしてやると、皿を洗いながらピクピクと可愛い反応を示していた。
「リヴァイ…さん……これ終わるまで待っててくれませんか…?」
「嫌だと言ったら?」