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【進撃の巨人】‎熟れた果実を貴方に【短編集】

第6章 ◆ファン様100名到達記念 《リヴァイ》 教訓 ※




「あ?見りゃ分かんだろ。」

兵長は面倒くさそうにそう言うと、エマさんに覆い被さってキスをし始めた。


ピチャ…クチュ…

二人の息遣いと唾液の絡まる音が嫌でも耳に入ってくる。
舌が二人の口の中を行ったり来たりするのが見える。

さっきまでぐったりしていたエマさんは兵長のキスで息を吹き返したように、積極的に舌を動かしていた。

他人のキスを見るのなんて初めてだ。俺は呆気にとられつつも、その行為から完全に目が離せなくなった。



「その節穴の様な目によく焼き付けておけ…エマが誰のものなのかってのを。」


エマさんに跨がったままでギロリと睨まれる。
俺はゴクリと唾を飲み込むことしかできなかった。



そうか…これは罪を犯した自分への教訓だ…

兵長はエマさんとのセックスを俺に見せることで、エマさんが誰のものなのかを俺の頭と身体に叩き込ませるつもりなんだ…



「んぁあっ!」

濃厚なキスの途中で突然エマさんが身体をしならせて声を上げた。
反射的に視線はエマさんの全身を忙しく行き来する。


「!!」

「オイオイ…散々イカせてやったのにまだ欲しいのか?こんなに垂らして。」


兵長の腕がエマさんの下半身でゴソゴソと動いている。
太腿が邪魔して見えないが、たぶんアソコを弄んでるんだ…


「……っ」

自身の下半身に張り詰めたような痛みを感じて見ると、ギチギチに勃起したイチモツがズボンを押し上げていた。


こんなの見せられて昂奮しない訳がねぇ…

女の裸を見るのも初めてな上に、今目の前でさらけ出されているのはずっと想いを寄せていた憧れのエマさんの裸…

それだけで軽くイケそうなほどだというのに、これから二人の行為を見せつけられる…


足は自由に動くから、ここを出て行こうと思えば出て行ける。
だがそれはしなかった。

兵長の命令に背いてはダメだと言う思いももちろんあったが、それ以上に、二人が交わる姿に釘付けで離れられないのだ。



クソ…

後ろで縛られた縄がギシ、と鳴る。

既にはちきれんばかりに勃ち上がった竿を扱きたくてたまらない。だがそれは許されない。


苦しい…まるで生殺しだ。


しかし相変わらず二人から目を逸らすことはできなかった。

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