第3章 《エルヴィン》現実逃避 ※
エルヴィンの直球な問いかけにエマがコクリと頷くと、仰向けに寝かせて、早くエマの中へ収まりたいと暴れ狂うモノを入口へとあてがった。
何度か陰茎をゆるゆると陰部へ擦りつけ、ぐしょぐしょになったソコへと入れ込んでいく。
「あぁ……………」
「はぁ………絡みついてくるな……」
エルヴィンの陰茎が、エマの膣壁を押し広げながら中へと進んでいく。
その大きさにエマの体内全てがエルヴィンで満たされていくような感覚に陥り、膣内の肉はエルヴィンの侵入を待ち望んでいたかのように陰茎に吸い付いていった。
濡れすぎているエマの中は大きな陰茎をもろともせず全て咥え込む。
その圧倒的な質量と長さに、まだ入れただけなのにも関わらずエマは既に激しい快感を得ていた。
「……動くぞ。」
エルヴィンの声と共にゆっくりと出し入れされる陰茎。
少し腰を進めただけで子宮口まで届いてしまう程の長さを持つソレは、容赦なくエマを責め立てていった。
「あぁっあっ……んっ……んぁっ………」
エマはエルヴィンの首に腕を回し、しがみつくような形で悦びの声を上げている。
「はっ………首に…回されると……求められている感じがして…余計に……」
既に二回激しい絶頂を味わった陰部は、容赦なく陰茎を絞めあげてきて、エルヴィンは珍しく早くも息を上げてしまっている。
快楽に歪む顔も、甘美な声も、自分を求めてくれるこの身体も、全てがエルヴィンの情欲を強く煽り続けていて、こちらもほとんど余裕がない。
「あっエルッ……ヴィンッ………」
淫らに漏れ続ける嬌声の合間で必死にエルヴィンを呼ぶエマを見れば、何か言いたげに口をパクパクさせている。
何度も身体を重ねてきたエルヴィンには、すぐに何を欲しがっているのかを理解することができる。
「エマ……」
悦楽の渦に飲み込まれたエマの茶色い瞳を見つめ、甘い吐息に交えてその名前を呼び、熱い熱い唇へと口付けた。