第2章 《リヴァイ》嫉妬深くて束縛気味※
全身の力が抜け肩で息をするエマに、リヴァイは休む間もなくまた指を動かし始める。
絶頂を迎えたばかりの腟内はリヴァイの指をきゅうきゅうと締め付けた。
「あ゛っ………ぁぁあっ!!」
いい所ばかりをしつこく責め立てられ、敏感になっているエマの身体はすぐさままた限界を迎えそうになる。
しかしもう少しでという所で、腟内から指が抜き去られた。
エマは与えられ損ねた快感を追いかけるように無意識に腰をくねらせてしまう。
手枷と足枷の鎖の音が煩く耳についた。
「だらしない顔で腰振りやがって。まったく手に負えねぇほど淫らな奴だな。」
「うっ……だっ…て……んぁっ!」
何かを喋ろうとするエマを遮るように、愛液で濡れた指で陰核をそっと撫で上げれば、エマの身体はそれだけで面白いくらいにガクガクと震えた。
両手足を繋がれているせいで身を捩ったり足を閉じたりして快感を逃すこともできずに、ただ与えられる悦楽を正面から受け入れ続ける。
少しの抵抗も叶わないこの状況が想像以上にエマの感覚を研ぎ澄まさせ、昂奮を高めていた。
「あ……あ…リヴァイさ……もう………」
「なんだ?」
リヴァイの目に“はっきり言え”と言われている。
しかしもうエマは羞恥とかそんなものはどうでも良くなっていて、素直にその目に従った。
「……っ……リヴァイさんのが、欲しい……」
「俺の何が欲しいって?」
リヴァイは膨れて大きくなった陰核を指で何度も上下に撫で、緩い快楽を与え続ける。
「んん……リヴァイ、さんの……大きいのが、欲しいっ……です…」
リヴァイはその言葉に心底満足そうに口端を釣り上げると、衣服を脱ぎ捨てエマの前にそそり立つ男根を突き出した。
「これが欲しいんだな?」
「はい……。リヴァイさんの…そのおっきいので、私の中……いっぱいにしてください………」
エマの理性はもうほとんど残されていなかった。
普段なら絶対こんなことは自分から口走らないのに、その先の快感を求めて勝手に口が動いてしまう。
「上出来だ、エマ…」
リヴァイは口元を緩ませながら呟くと、エマの身体を一気に貫いた。