第2章 《リヴァイ》嫉妬深くて束縛気味※
「痛くはしねぇから安心しろ。」
リヴァイがニヤリと口端を上げてそう言えば、エマはまた背中をゾクゾクさせヒュッと喉を鳴らした。
エマに深い口付けを落とし、乳房をやわやわと揉みしだく。
膨らみの頂点を避けてその周りを円を書くように指を滑らせ、舌を這わす。
「……あ….」
エマは硬く主張し始めた部分への刺激が欲しくて視線でリヴァイに訴えかけるが、リヴァイは冷淡な目つきのままその姿を見下ろすだけだ。
「なんだ。言いたいことがあるなら口を使って言え。」
「……っ…そこ…じゃなくて……」
「なんだ?」
リヴァイは相変わらず先端を避けて愛撫を続ける。
「こっちも、触ってください…」
「こっちとはどこだ?ちゃんと分かるように言え。」
「……ち、……ちくび……を、触って…」
エマの言葉にリヴァイはまた口端を上げ、主張する先端を甘噛みし、ピチャピチャと音を立てながら舌先で転がし始めた。
「んあっ!」
焦らされて敏感になっていたその部分に与えられた快感に、エマは思わず甲高い声を上げてしまう。
手枷に繋がれた鎖がガチャリと音を立てる。
リヴァイは先端を舐め回し、空いた方は指で摘んだり手のひらで転がしたりして胸への愛撫を執拗に続けた。
身体の自由を奪われていることも相まって、エマの情欲は性急に高められていく。
すぐに胸への愛撫だけでは足りなくなり、エマは疼く下半身に我慢できず身を捩る。
今度は足元でガチャガチャと金属音が鳴り響いた。
「あっ……はぁっ…もう………」
「どうした?言いたいことは口で言えとさっき教えたばかりだろうが。」
リヴァイは懇願するようなエマの瞳に気付かないフリをし、またも冷たく言い放った。
「…んっ、…した……下も触って欲しいの…」
「下?ここか?」
わざとらしく太ももの付け根あたりを厭らしい手つきで撫でる。
「あっ…ちが……………いじわる……」