第2章 《リヴァイ》嫉妬深くて束縛気味※
「言っても分からないなら身体に教え込んでやるしかねぇな。」
「?!リヴァんん…………っ」
リヴァイはエマの顎を掴んだまま自分の方へ引き寄せ、唇を強引に奪った。
舌で無理やり唇をこじ開け捩じ込むと、息つく暇も与えず口内を乱暴に犯す。空いた手でエマの両手首を頭上で拘束して、逃げる隙を与えないようにした。
「…んっ………まっ……て……んぅ」
リヴァイからの激しいキスの雨を必死に受け止めつつ、なぜこのような状況になったのか頭が整理しきれていないエマは、漏れ出す吐息の間から小さく抵抗の意を示す。
だがリヴァイは、黙れと言わんばかりにその口を自身の唇で塞ぎ、エマの舌を捕らえて離さなかった。
あまりの激しい口付けに、エマの口端からは飲み込みきれなかったどちらのものかも分からない唾液がたらりと伝い落ちていった。
休みなく与えられる口内への刺激に、エマの身体は火照り、奥がじんじんと疼き出す。
次第に身体に力が入らなくなり、壁にもたれたままズルリと座り込んでしまいそうになる腰を、リヴァイの腕が支えた。
散々口内を弄んで舌を引き抜くと、リヴァイは冷淡な表情でエマを見下ろす。
「おい、なんて面だ。
お前は俺以外の男にキスされてもそんな顔をするのか?」
「…なっなりません!」
「そんな蕩けた顔で言われたって信用出来ねぇな。」
「なんでっきゃぁっ!」
リヴァイは冷たく言い放ちエマを軽々と持ち上げると、部屋の奥へと進みベッドへ荒々しくその身を放り投げた。
「きゃっ!」
無造作にベッドに沈み込むエマの顔の横に手をつき覆い被されば、エマの瞳は恐怖で揺れる。
その怯えた目付きは、リヴァイの中のサディスティックな部分を酷く煽っていった。
「心も身体も、俺以外考えられなくなればいい。そうすれば俺も余計な心配しなくて済むからな。」
「リヴァイさ……ごめんなさい!私が悪かったです!」
「あぁ、そうだ。お前が悪い。
だから今からその身体にじっくり教えてやるんだよ。お前は誰の女なのかってことを。」