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魔法使い見習いは玩具になりました

第10章 囚われた蝶


「今にも泣きそうな顔だな。」

イリダルは笑った。

「……っ!」

ラウラは何も言い返すことができず、下を向いた。

イリダルは話し続けた。

「お前は贄となれ。この私の贄となること、光栄に思うがよい。」
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