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魔法使い見習いは玩具になりました

第10章 囚われた蝶


「ほう、私に逆らうつもりか?」

イリダルはしゃがみ込み、ラウラの髪を鷲掴みにした。

「小娘の分際で生意気な。」

イリダルはそのままラウラの頬を叩いた。

(ダメ、我慢しなきゃ…。)

ラウラは溢れそうな涙を押さえた。
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