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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第10章 止められなかった



私は次の朝、迷った。

というより、焦ってるという言葉の方が正しいかもしれない。

昨日の夜に付けられた印をどうやって隠すか悩んでいた。

どうしても絶対に隠さないといけない理由がある。

今日は敦さんと一緒に行動するし、もし見られてしまったらどうしようと考えてしまう。

樹戸さんに隠す必要はない、って言われたけど絶対ある。

こんなの誰にも見せれない。

マフラーで隠そうと思ったけど、季節外れ。

『あ、スカーフ....』

マフラーじゃなくて、スカーフがあった。

すかさず、タンスからスカーフを取り出した。

使うのは与謝野先生から買ってもらった時以来。

もらった日には洗濯したから少しは気にならないけど、それから1ヶ月は過ぎた。

今から洗濯して乾かそうとしても時間が無い。

もう気にしないで、付けることにした。

普段は付けないのに、今日付けるのは不自然だけど仕方ない。


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