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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】
第10章 止められなかった
結局、あの人にとって私はなんでもないことが分かった。
それはそれで良かった。
彼のことがもっと嫌いになれた。
それだけでいい。
空を眺めて考えていると、何か動いたのが見えた。
──あ、流れ星
今日は月も綺麗だし、星も良く見えて太宰さんの言う通り良い夜だと思った。
私は、星が流れるのを待つ。
流れるのが見えたら、私は願い事を考えた。
それは、「敦さんの事をこれからももっと好きになる」ってお願い。
叶ったらいいな、と思いながら太宰さんと別れた。
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