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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第9章 1割のお礼



少しでも敦にお礼がしたい、そう思っている。

けど、探偵社に戻らないといけない。

『敦さん、探偵社戻らないと』

「あ、そ、そうだね!?」

中断して、は敦のズボンのチャックを上げた。

敦からはが冷静で落ち着いたように見えたが、自分から好きな人にするのは初めてですごく心臓の鼓動が早い。

は敦の後で歩いた。

探偵社までずっと沈黙だったので、距離が長く感じた。

は心の中でずっと失敗した、と落ち込んでいる。

もしかして嫌われたかも、と不安が募る。



帰ってからの仕事中も、なかなか仕事に手がつかなかった。

敦とも目が合わせれない。

けど、お詫びがあれだけじゃきっと足りないだろうと考える。

どうしたら喜んでもらえるのかな、と思いながら目を閉じる。

される方ばかりだから分からない。

敦さんのこともっとちゃんと知っていたらな、そう思うばかりでばかりである。


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