• テキストサイズ

【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第8章 夢見るために




次の日ちゃんは探偵社に来なかった。

今頃ちゃんが辛い思いしていると思うと、胸が痛くなる。

「はあ...」

僕の所為だ。

昨日無理にでもちゃんをあの人から離してあげたら良かったのに...

後悔が押し寄せる。

そう考えていると、ドアの開く音がした。

「おい、!何時だと思っている!太宰に並んで相当な遅刻だ!」

国木田さんが言うとちゃんは力なく『すみません...』と言って謝る。

「何かあったのか?」

心配そうに聞く。

『いえ、なんでもないです...大丈夫です...』

そう言ってちゃんは鏡花ちゃんの所に行った。

暫くして、休み時間になった。

僕は下の階のうずまきで珈琲を飲みながら休憩しようと、席を立つとちゃんが僕を呼んだ。

『あ、あのっ、少しお話いいですか?場所はうずまきで...』

「うん、いいよ。ちょうど僕行こうとしていたから」

そう言って、僕たちはうずまきへと足を運んだ。

/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp