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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第8章 夢見るために



席に着いて、珈琲を頼む。

ずっと沈黙が続いた。

気不味い。

そう思っていると、ちゃんが口を開いた。

『.......昨日はごめんなさい、迷惑かけて』

「いや、迷惑だなんて!」

迷惑だなんて思っていない。ずっと彼女が心配だった。

『あれから考えたんです。やっぱり私が悪かったなって...』

彼女を見る。

すると、あるものに気付いた。

首筋にいくつか赤い点があった。

「あっ...」

昨日ちゃんは...

途端にあの人の事が許せなくなった。

「いいや、ちゃんは悪くない。悪いのは僕の方だ...」
「君を助けれないなんて嫌なんだ」

『..........』

何も言わなくなった後、小さい声で言う。

『お詫び』

「え?」

『お詫びに、何かさせてくれませんか?
小さなことでも簡単なことでもいいので...』

「でも...申し訳ないよ。僕何もやってないのに...」

『嫌です!私、敦さんの為に何かやりたいです.......』

「そこまで言うんだったら...うん、分かった」

僕は特にして欲しことは思いつかなかった。

ちゃんに任せることにした。


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