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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第8章 夢見るために



敦と別れて、続きをしようとにの元へ向かう。

「さ、ちゃん続きをしよう」

返事が聞こえない。

すると、すうすう...と寝息がする。

「おや、寝たのかい」

の顔をじっくり見る。

「可愛い寝顔だね」

太宰は少し心寂しく感じた。

優しい手つきでの頭を撫で、そのままにゆっくり布団を被せた。


















また、は太宰の寮で目を覚ます。

「目覚めたかい?」

太宰は横にいた。そのことで少し驚いただったが、落ち着いて話した。

『……はい、昨夜はありがとうございました…』

と言って布団から出る。

そして、脱いでいた服を速やかに着替える。

「あれー…ちゃん続きしないのかい?」

『……しないです、探偵社行かないと』

「だってさ、昨日はそのままちゃん寝たんだよ?どれだけ私が寂しかったか…」

太宰の言葉には動きを止めた。

『泊めてくれた事には感謝してます。けど、路地でした事は許しません』

「あー」

あの事ね、と一言付け加えた。

は着替え終わり、玄関の方へと向かった。

『…それじゃ、』

「えっ」


バタン、と扉が閉まり太宰は一人残された。
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