第8章 夢見るために
いつの間にか仰向けからうつ伏せになって所謂、後背位になっている。
『ひぁっ、あっ、あっ、あ、く、ぅっ…!』
打ち付ける度、ぶつかりあい卑猥な音を立てる。
「っ、気持ちいいのかい、ちゃん」
絶えず喘ぎ声を漏らすに訊いた。
動く度に中とこすれ合って、快感が走る。
くちゅくちゅという水音と互いの肌がぶつかり合う音、そしてから漏れ出る喘ぎ声が耳を刺激する。
『だ、大宰さん...っ』
「ん?何だい」
『明日も仕事だから、もう...』
「うーん...このまま色んなの試してみたいけれど...」
『ッ...!』
ぐりぐり、と腰を掴まれて奥まで挿入れられて声にならない嬌声をあげた。
『それは仕事が終わって帰ってからでっ...』
「帰ってきたらヤッてくれるのかい」
の中から抜いて、顔が見えるように自身の方に体を向けさせた。
太宰がそう言うとは恥ずかしそうに言った。
『っだって...太宰さんとするの、気持ちいし...本当は...』
「本当は?」
『本当は...今、して欲しいけど...』
は俯いて言う。
太宰の方を見ると、驚いていて目を見開いている。
────言わなければ良かった。絶対えっちな子だと思われてしまった。
心の中で、後悔しているに太宰は声を掛ける。
「本当、ちゃん天然ビッチなんだから」
太宰はそのまま を押し倒した。
「何して欲しい?」
太宰はの両手首を掴み、艶笑する。