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【文スト】君の笑顔が見たいから【R18】

第4章 始まり



目を開けると、白い天井が見えた。


少し消毒液の匂いもするから、医務室だと分かった。


「あ、ちゃん、起きた?」


私は敦さんがいる事にびっくりした。


そして身を起こそうとすると、敦さんに止められた。


「あぁ、急に起き上がったら」


『大丈夫です…』


「お腹、痛くない?」


───お腹?


『いえ、痛くないですけど...』


「...そう」


『あの、ここまで運んでくれてありがとうございます。迷惑かけてごめんなさい』


「いや、全然いいよ、重たくも無かったし」


そう言ってくれるけど、少し恥ずかしかった。


でも、気になった事があった。


『どうして、お腹痛くないとか言ったんですか?』


「ッ、それは、その、痛くないかな...って」


「えっ、ちょっと、ちゃん!?」


『…私、敦さんの事信じてるから話しますね』


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