第1章 始まり
「腹立つとはいえ、私もあまりジュダルを怪我させたい訳じゃないんだよ、勿論、アラジンもね。」
指輪に魔力を込めて変身する。
「なんだ!?」
「服が変わったぞ!」
「しかも武器もあるぞ」
そのままハルバードに魔力を込めて思いっ切りぶん殴った。
ガン!!!!!
だがしかし、流石マギ。防壁魔法は軽く軋む音がする位だった。
「energicoーエネルジコー」
攻撃力アップバフを掛けて、もう一度殴る。
だが、ヒビが少しだけ入るだけ。
「流石だな、。相変わらず俺の知らねー魔法を使ってきやがる。だがな、甘いんだよっ!」
ジュダルから繰り出される魔法に防壁魔法が私を守るも、その衝撃で後ろへ吹っ飛ぶ。
「お前はよぉ、魔力量も多いし、つえーけどよ、俺にはまだまだだし、それに、お前のその人を傷付けたくないってのが最高にあめぇんだよ!!俺を止めたきゃ、
殺す気でやれよ。」
「ア??言われなくてもやってやろうか!?
piùーピウー
energicoーエネルジコー
シャラール ラムッ!」
ハルバードのアックス部分にシャラールで水の刃を纏わせる。
「オラッ!!」
先程よりも威力の高い攻撃。
だが、足りない。
「ッチならこっちは!?」
ハルバードの槍の部分で同じ場所を重点的に突く。
ずっと突いていればやっとその部分だけ壊れた。
「おりゃ!」
そしてその穴からハルバードを突き刺すも、手応えが無かった。
「逃げてんじゃねぇよ!」
「ハッお前は寝てろ」
「はっ?」
その瞬間、瞼が急激に重くなった。
くそ、直ぐに、魔法を、か、け...........。