第1章 始まり
「!?「マギ」!?」
「あ!勘違いすんなよ!俺が一番組みたいのはシンドバッド、お前なんだぜ!煌帝国の皇帝はどうも気に食わなくてよ~
だから、いい加減俺と組んで、世界せーふく目指そうぜ!」
シンドバッドに手を差し出すジュダル。
(コイツまだそんな子どもみたいなこと言ってたのか...。)
「何度も言ってるだろ。俺はお前らの操り人形にはならん。」
「.........にしてもさぁ、なんなわけこいつら?ゾロゾロと...」
(フられたのが悲しくて話変えたな)
「!」
と、ジュダルとアラジン、2人の目があった瞬間、何か場の雰囲気が変わった。気づいたのか、マギだと。
「...あれ?何コイツ?シンドバッドよぉ...こいつの周りのルフ変だよ。こいつ、なんなんだ?」
いや気づいてなかった。うん、変わらねぇな。
「...お前と同じ「マギ」だよ。」
「はぁ~っ!!?こんなチビが「マギ」ぃ~!?
ウソだろ~~~~~!?
だって「マギ」ってのはすっげーんだぜ!!世界を帰るためにルフが送り出す、創世の魔法使いにして最強のマゴイの使者。
それが「マギ」なんだぜ!!」
コイツ...自分の持ってる才能(?)に自信ありすぎだろ...。玉艶さんにでも仕込まれたのかな...。
「そんなのが俺の他に、そうそういてたまるかよ!?」
だから3人しかいないんでしょ...。
「...彼が「マギ」だからお前も反応したんだろうが。」
「.........」
シンドバッドさんの説得力ある言葉を信じたのか、アラジンの方にくるっと振り向いた。
「ようチビ!俺、ジュダル。お前は?」
「ぼ、僕はアラジン。」
アラジンが答えると、スっとジュダルの手が差し出された。
「そっか、アラジン。「マギ」同士よろしくな!」
ほんと、ジュダルってしっかりすれば可愛いとこもあるし、地の顔は良いからモテるのに.....
ゴツン
「!」
「おいお~い、こんなどんくさい奴が俺と同じとかマジかよ~!」
この小学二年生男児みたいな性格がキズ過ぎるんだよなぁ...。
割とまともなこと言うこともあるけど基本なんも考えてないし...。
やばい、頭痛くなってきた...。