第1章 始まり
世界の異変とは、近年、混乱に満ちているこの世界のことだ。
戦争や貧困、差別の拡大など。それらは難民は増える、経済的に打撃を受けるなどの国への被害が凄いそう。
「だから俺は今回、「世界の異変」の1つである「バルバッド内乱」を解決したいと思っている。それでどうだろうか?」
あーそういえばウチの国でも話題になってたなぁ...2.3年前辺りから。
まぁ?ウチの国は?その世界の異変に便乗してその辺の国々を統一してるから、ありがたいんですけど??私的にはあまりやり方に賛同したくなかったなぁ...。まぁ我が主君であるあの人がそうしたいって言うから?お力添えをと色々やったけど!!
.....そうだよね、普通の国からしたらそりゃ普通に迷惑だよね...。我が主君の為ならばと考えたことも無かったな...。
「だまされんな!」
「カシム!!」
「俺はだまされねぇぞ...「国王」のくせに何が俺たちの「仲間」だ。貴族・王族てめぇら 上 の人間は! 下 の人間を踏みにじって生きてるクズ野郎じゃねぇか!!俺たちみてえな汚ねぇ 下 の貧乏人が、飢えて死のうが腐ってなくなろうがいいと思ってんだろ!?自分たちが贅沢に暮らすためならよぉ!?シンドバッド...」
刹那、カシムの横に鏢が突き刺さった。
「なっ...何...!?」
アレっ???あの鏢ってジャーファルさん...の.....
「黙れ。お前は何も知らないだろう。シンドバッド王が、どれほど自分を犠牲にして生きてきたか。」
カツカツと音を立てて近づき、胸ぐらを掴む。
「知らない野盗が...」
お顔と胴体がさよならする...!そう思った時、シンドバッドさんがそれを止めた。
はっと我に帰ったジャーファルさんは「.........すみません!」と謝った。シンドバッドさんもそれに呼応して「ああ。」と言った。
「わかった...わかったから、俺たちどうすりゃいいんだよ!?」
「仲間にしてくれるのか、ありがとう。」
自分が怪我することも厭わず止めた...。しかもその傷を気にしていない...。この人は.......
「ジャーファルおにいさんはちょっと怖い人だったんだね。」
「まぁ時々...」
アラジンの呟きにそう答えるマスルールさん。
というかあれが本性では?