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【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第7章 ヘイヘイヘーイ


「ぷはっ……苦しかった」
「大丈夫ですか?水要ります?」
「ううん、大丈夫。息止めは長く出来る方だから」
「そういうことを聞いてるんじゃ……」
「可愛いっすね、猫みたい!やっぱりもう1回……」


大きく広げられる腕。


「ダメに決まってるでしょう」


赤葦の腕の中。
強く抱きしめられてはいるけど、苦しくない絶妙な加減。


「赤葦さんばっかり狡いです!俺も!」
「誰?」


銀髪にエメラルド色の瞳。
高い身長と、それに比例するように長い手足。


「え、俺のこと知らないんすか!
前話したのに!」
「え、嘘、ごめん」


全く覚えてない。


「ぷっ……リエーフ、ざまぁ」
「黒尾さん!酷い!」
「夏美、こいつ1年の灰羽リエーフ。
GWの合宿では留守番組だった奴。
前にスポーツショップで会ったとか言ってたぞ」
「スポーツショップ?あぁ、あの時の……!」
「思い出してくれました?良かった!」


バレーのシューズで物凄く悩んでた子だ。
あんまり長く険しい顔してるから、思わず声を掛けちゃったんだよね。


「あの時から好きです!可愛くて」
「はい?」


え、あの時って一緒にバレーシューズ選んだだけだよね?
え?


「待って、頭が混乱してる……」
「待たなくて良いです。
夏美さんがイエスと答える日は一生来ませんから」
「赤葦さん!そりゃナイですよ!
あ、違う、ありますから!」
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