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【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第12章 ゲーム


「ん……」


身体の怠さに目が覚めた。
隣を見ると半裸で眠る京治の姿。
部活中の仏頂面なんかではなく、穏やかな寝顔。



「可愛い」



優しく髪を撫でる。
少し癖毛で、見た目よりも柔らかい。
女子とは違う筋肉のついたガッシリとした身体。
京治は光太郎達と比べると細身だけど、やっぱり筋肉は硬い。



「あんまり煽らないでくださいよ」
「え!京治、起きてたの?」
「あんなにペタペタ触られたら起きますよ」



ゴリ……と硬くなったモノを押し付けられる。



「ねっ、寝てたのになんで……!」
「朝勃ちって言葉知らないんですか?」
「あさ、だち?」
「良質な睡眠を得られた時に起こる現象ですよ。
健康の証です」
「そんな自信満々に押し付けないで……」



再びベッドに縫い付けられる。
上に乗る京治が不敵に笑う。
その姿はとても妖艶で。



「京治狡い」



互いに服は着ていなかった為、行為が始まるのが早かった。
馬乗りになった京治が私の目をジッと見つめる。
あんまり見ないでと目を逸らせば、頬を掴まれて固定される。



「シたばかりだからまだ濡れてる。
柔らかい、すぐ入りそう」
「あっ、んん……」



入口を確認するように、ゆるゆると指先でなぞる。
入りそうで入らない。
そんなもどかしい刺激に腰が浮く。



「物欲しそうな顔……エロい液垂らして」



溢れ出る愛液を指で掬い、見せつけるように舐め取る。
歳下とは思えない程の艶やかさ。
こんな人が本当に私の彼氏だなんて信じられない。



「何を考えてるんですか?俺に集中してくださいよ」
「幸せだなぁって思って」
「ふっ、俺も幸せですよ」



耳元で小さく囁く。
そういうところ本当に狡い。









ーー完ーー
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