第4章 蕾
気持ち良すぎて涙は止まらないし、声も抑えられない。
はしたない……!
「やぁ、あっ、あぁ、は……」
激し過ぎて、呼吸が出来なくて。
背中を噛まれた瞬間。
「ッあぁぁッ……!」
イッてしまった。
「おっと、大丈夫ですか?
まだ意識ありますね」
後ろから支えてくれて、ベッドに顔からダイブするのは免れた。
でもなんだろう。
なんだか恐ろしい言葉が聞こえた気がする。
なんで意識あるかなんて聞くんだろう。
「俺のまだなんで、付き合ってくれますよね?」
正直、身体が悲鳴を上げている。
喉だって声の出し過ぎで痛いし、身体はイッたばかりでダルい。
イッたあとの眠気だってあるし……。
「きす……してくれるなら、出来なくもない」
「喜んで」
仰向けにさせられ、唇が重なる。
「激しくしますから、イクのが怖かったりしたら俺の背中に爪を立ててください。
もちろんキスはしたまま突きますから」
重なる唇。
それを合図に、赤葦の動きがより一層激しくなる。
「んんんっ、ふっ、んっ、ふん……う……」
光太郎のガツガツ突く感じとは違い、赤葦のは良いところをピンポイントに抉るような感じ。
「ふっ、ん、ふ、う、ん」
「凄い締めつけ……またイキそうですか?」
赤葦の問いに、首を必死に縦に動かして伝える。
「じゃあ、一緒にイキましょうね」
「あぁぁぁっ、んんっ、ふ……んんッ……!」
「は……くッ……!」
お腹に吐き出された熱。
あぁ、そっか。
ゴム付けてなかったのか。