第4章 蕾
「……ねぇ、なんで5回シたって知ってるの?
私言ってないよね?」
ベッドに横になりながら、尋ねる。
「あぁ、それですか、木兎さんから聞きました。
練習後の部室で」
「え……」
部室ってことは皆居るよね!?
「他の人は居なかったんでそこは安心して良いですよ」
「良かったけど……でもなんで赤葦に言うんだろう……」
「凄いエロかった、って自慢してましたよ」
「ヤメテ」
なんでそういうこと言うのかなぁ。
しかも赤葦に!
「聞いた時は正直木兎さんに引きましたけど、実際シてみて納得です。
これはエロ過ぎます、確かに自慢出来る」
「はい!?赤葦!?」
「声とか表情とか、何より反応が可愛いです」
「え!?え?熱?
赤葦熱ある!?風邪!?」
らしくない言葉の連続に不安になり、額に手を当てる。
「熱なんてないですよ、失礼ですね。
俺、さっきはすぐイッちゃいましたけど次は長く持つ自信あります」
「え、次……?」
不意に抱き寄せられた身体。
お尻に、熱くて硬いモノが押しつけられる。
「え、あ、赤葦?」
「……すみません、あとで殴られる覚悟は出来てます」
「え?あっ、うそ、あっ、あぁっ……!」
後ろから強引に侵入して来る赤葦。
「やぁぁ、あ、ふか、あ……」
体勢的に、さっきよりも深く入る。
「ココ、弱い?
キュウキュウ締めつけて来る」
耳元で囁かれ、頭の中が痺れる。
「四つん這いになって。脚、広げて?」
頭が麻痺して、身体が勝手に動いた。
「良い子ですね」
「ッあぁ!やぁ、だめ、だめ……ぇ」
より深くを突かれると、いよいよ身体が言うことを聞かない。