第4章 蕾
「大丈夫ですか?」
「赤葦……激しい……」
「はい。でも気持ち良かったでしょう?」
「それは、そうだけど……!」
お腹の欲をティッシュで拭ってくれた赤葦。
「眠そうですね。
寝るならシャワー浴びてからにしましょう?」
閉じかける目。
イッたあとはどうしても眠くなってしまう。
「んー……」
「全く、文句言わないでくださいね」
フワリと浮いた身体。
赤葦に抱き上げられて、浴室までやって来た。
「ほら、座れますか?」
「んぅ……眠い……」
浴室の椅子に座らされ、離れて行く赤葦を引き止める。
「全く……甘えん坊ですね。
身体と髪、勝手に洗いますよ?」
「おねがい」
後ろに立つ赤葦に身体を預け、目を瞑る。
「寝たら悪戯しちゃいますよ」
「赤葦になら、何されても良いよ……?」
「なんですか、それ。
そういうことは木兎さんに言わないと。
俺、勘違いしますよ」
耳元で囁き、軟骨を噛む。
「ンン……」
ボディーソープをまとった赤葦の手が身体を這う。
「やぁ……擽ったい」
「我慢してください」
何度かイカされたあと、クタクタになった身体を赤葦が抱き上げてくれてお風呂から出た。