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【ハイキュー!!】甘い悪魔に唆された

第3章 カワイイ後輩、憎い後輩


「瀬名さん」
「ん?」
「見えてます」


トントン、と自分の首を叩く赤葦。


「うそ、やだ!」


携帯を鏡にして首筋に向けると、赤く咲いた小さな花。


「独占欲強いですね、木兎さん。
夜も相当激しそうですもんね、腰があんなになるぐらい」


距離を詰め、スカートの上から腰を撫ぜる赤葦。


「あか、あし……?」
「木兎さんにどんな風に抱かれたんですか?」


いつものトーンで尋ねるのに、腰を撫ぜる手は止まらない。
赤葦が、いつもと違う。


「や、赤葦、力抜けちゃうから……」


腰がビクビクと震えてしまう。


「ほんと、エロイ。
たっぷり開発されちゃいました?」


意地悪そうに笑う赤葦の顔。
こんな顔初めて見る。
腰を引き寄せられ、グッと縮まった距離。
互いの布越しに下腹部が当たる。


「あかあし……だめ」


力がどんどん抜けていく。


「そんなに赤い顔で、熱っぽい目で見つめられたら勘違いしますよ。
誘ってるんですか?」


頬に手を当て、指先で唇をなぞる。
ゾクゾクする。


「抵抗しないんですか?
あなたの大好きな木兎さんじゃないんですよ?」


そう、光太郎じゃない。
でも私の好きな赤葦であることに変わりはない。


「散々焦らされて、身体が火照ってどうしようもないの。
これ以上するなら責任取ってくれる?」


大丈夫、いつもの笑顔作れてる。
まだ冗談に出来る。
笑える。


「……すみません、冗談が過ぎました。
大丈夫ですか?」
「ばか。
そういうのはナナちゃんにしてあげなさい?」


そう言うと、赤葦の顔が曇った。
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