第7章 宴~酒乱~
「まりーしゃん?まりーしゃんはきれいでお姉さんで
じょぜふさんは・・・・その・・・あの」
次第に顔が真っ赤になっていく名前にジョゼフはフフッ笑った。
そんなジョゼフに周りは「なにしたんだお前」という目を向け
名前をあやしていた美智子が無言で己の武器である鉄扇を取り出すと
その場にいた全員でいそいそと料理を片付け始めた
「名前はんほんの少し待っててな」
そういいながら名前を椅子に座らせると
「じょーぜーふーはん???
ウチとまったりお話ししよかぁ」
「おや、デートのお誘いかい?仕方ないなぁ」
やれやれと肩をすくめながらジョゼフはサーベルを取り出す
そのまま美智子とジョゼフは己の武器で乱闘を始めた
その原因である名前はお酒がだいぶ回ったのか
目をこすりながら眠そうにしていると
「名前、ここは騒がしいから俺たちと一緒に移動しようか」
ノートンが船をこいでいる名前に対し声をかけた
「でもみちこまま・・・」
「はいはい、ママは大丈夫だからいこーぜ名前」
動けない名前をナワーブが背負って
その場を離れた
名前が出て行ったパーティ会場は
美智子とジョゼフによりめちゃくちゃになり
結果的にはその騒ぎを聞きつけたナイチンゲールが止めに入るまで小一時間ほど乱闘騒ぎは続いたそうでした
そして荘園内のルールとして
美智子を絶対に怒らせてはならないということが全ハンター・サバイバーに通知された
そんな美智子と戦っていたジョゼフはその後も終始ご機嫌で
周囲にけががないようにと攻撃が当たりそうな人に梟をつけるイライやイソップは治療にあたっており乱闘騒ぎ終了後完全に疲れ切って残ったサバイバーたちの手により救護室まですぐに運ばれたそうな