• テキストサイズ

【第五人格】LONG

第7章 宴~酒乱~


やってしまったかもしれないとその時歓迎会に参加した全サバイバー・ハンターは思ったという

事の発端はソフトドリンクを飲んでいる名前に対して
成人しているなら大丈夫だろうと
かなりアルコール度数の少ないお酒を渡し
宴の雰囲気に飲まれた名前がそれを一気飲みしてしまったところから始まる

お酒を飲んでから急に俯いた名前を心配したデミが顔を覗き込もうとすると名前がバッと顔上げて

「デミしゃん・・・これおいしいですぅ、ヒック」

そこには顔を真っ赤にした名前がいた

「名前!?ごめんなさいそんなに弱いとは思わなくて」
「らいじょうぶ、ですよぉ」
「いやでも貴方完全に酔っぱらっているわよ、早く部屋に」

と言いながらグラスを取り上げたデミに対し
名前はそのまま抱き着き派手な音を立てて
デミを押し倒してしまった
あんまりにも大きい音だったので騒がしかった宴も静まり返りデミと名前のほうに全員駆け付けた

「デミ、大丈夫?ケガしてない?」
「あ、あぁアタシは大丈夫だけど名前が・・・」

デミに引っ付いたままの名前を引きはがすべく
ウィラと美智子が近づくと

「ウィラしゃん!!!!!」

そのまま名前は今度はウィラに抱き着いた

「名前、ちょっとちょっと」
「名前はん、酔いすぎや」
「美智子ママだぁ」
「「「「ママ!?」」」
「ちゃうちゃう!まって勘違いせんといて!」
「ママだもん・・・みちこまま・・・」

今にも泣きだしそうな名前に全員が慌てふためく

「ママだ!美智子は間違えなくママだよなぁ!!!」
「そ、そうだな」

ジョーカーとレオが慌ててフォローに入り
なんとか言え!といった表情で美智子を見る

「え!?名前はん、あの、ママですよ~」
「ままぁぁぁぁ」

ウィラから離れ名前は美智子に抱き着き
ご満悦のようだ
なんだかんだで美智子もよしよしと名前の頭を撫であやしている
名前が泣かずに済んだことで一同が安堵していると

「美智子がママなら私はどうなのかしら?」
「私もどうなのだろう」

と声を上げたのはマリーとジョゼフコンビだ
頼むからこれ以上ややこしくしないでくれとその場にいる全員が思った
/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp