第4章 初仕事
食事を終え、片付けようとすると鳥のような女の人が入ってきた
「よぉ、ナイチンゲールどうしたんだ?」
「御食事後に失礼いたします。傍観者の方はいらっしゃいますか?」
「あの、私のことでしょうか?」
どうやら私を呼びに来たらしい
「お初にお目にかかりますこの荘園の管理をしております。
ナイチンゲールと申します」
「あ、初めまして名前と申します。」
「名前様まだハンターの方々への挨拶がまだでしょう?
ハンターの方々は御屋敷が別になりますのでお迎えに上がりました」
ハンター…
あの時の和服のお姉さんにも会えるだろうか
会えたらお礼を言わないと
ナイチンゲールさんに連れられて渡り廊下を抜けて大きな扉の前に着いた。
「こちらがハンターお屋敷になります。
申し訳ございません、私はここまでですので」
「あ、案内ありがとうございます」
「何かご不便があったら遠慮なくいってください、それでは」
それだけ言うとナイチンゲールさんは元来た道を戻っていった。
改めて扉を見上げると自分の身長よりかなり大きいのがわかる軽く2mを越えているのではないだろうか
鍵がかかってるのかなと思い、ドアノブを掴んで押すと扉はすんなり開いた。
中は向こうのお屋敷と一緒でホールに出たが家具や調度品がこちらの方が幾分か大きく見える
あのお姉さんも背が高かったし、もしかしてハンターさんはサバイバーの皆さんより背が高いのかな
「ご、ごめんくださーい、どなたかいらっしゃいませんか?」
静かなホールなので自分の声が大きく反響している
勝手に部屋に入るのも失礼かと思いつつも返事が無い為
近場の扉を開けると
真っ暗な部屋の中、人がいる気配がし
そちらを向くと
「誰だ」
低く底冷えするような声が聞こえ、赤く光る無数の赤い目がこちらを睨み付けた。
「す、すみませんでした!!!!」
思わず大声を出し、開けかけた扉を勢いよく閉めて
玄関まで行こうとすると
「おっと、大丈夫かい?」
勢いよく誰かにぶつかってしまったようだ
その人はぶつかってしまった私を抱きとめてくれた