第3章 体の異変
嘘っ!?
なにこれ。
なにこれっっ。
頭が真っ白になるくらいの衝撃に。
体が大袈裟なくらいにのけ反る。
「!!」
下着を横にずらすと、斗真はさらに、あたしを落とし始めるのだ。
「や、ぃやッッ、広げるの、だめぇっっっ!!」
剥き出しにされたそれへの度重なる刺激に、体はすでに、ガタガタと震えることしか出来ない。
「何回イったの?ライちゃん」
「さぁ?」
「壊れるよ?」
「まだ、大丈夫だよな?」
ふたりの会話も、全然頭になんて入って来なくて。
ただただ与えられる刺激に体を震わすことしか出来なくなってる。
「やぁ……っ、も、それやだぁ」
立て続けに果ててもなお、止まない真っ赤に熟れた蕾へと這わせる舌の動き。
時々斗真の歯が当たって、さらに舌のざりざりとした感覚がまた違う快感を呼ぶ。
いつの間にか規則的な振動を与えるそれは、またなかへと沈み。
代わりに熟しすぎて真っ赤になったその場所へは、斗真の舌が這い回る。
「おねがい、とーまぁ………っ」
両手で斗真の頭を引っ張るけど、あたしの手に力が入ってないのか斗真の力が強いのか、とにかく全然ビクともしない。
「そろそろ駐車場着くよ」
「ん」
やっと顔を上げた斗真の視線が、まっすぐに、肩で大きく呼吸するあたしを射抜く。
「泣くほど良かった?」
親指で涙を拭うその腕に自分の掌を、重ねて。
「とーまぁ………っ」
ただもう、飲みきれなかった唾液をこぼして、ただただ喘ぐしか、出来ないみたい。
「はは……っ、調教しがい、あるねぇ?斗真?」
「ガキらしくねぇツラ、しやがって」
「のわりに、めっちゃゆるんでるけど、顔」
「るせぇ」
「ライちゃん、着いたよ。起きれる?」
「おき……っ?」
え、え?
起きるの?
「ずっと車いるつもり?そのうち誰か来るよ?」
「ぇ」
「ここ、駐車場」
「エレベーターまで、我慢しろ。ついでにそれかぶっとけ」
「ぇ」
エレベーター?
「………歩けるよね?」
「………っ?」
歩く?
歩くの?