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愛玩彼女

第3章 体の異変


「え………」


ポカン、と、首を傾げて透を見上げれば。
悪戯顔した透が、目を細めて微笑んで、いて。

「透、押さえてろよ」


「………ぇ」


嫌な予感に顔を振り向こうとしたあたしの顎ごと、押さえつけて透は噛み付くようにキスを、した。

…………瞬間。


「んん?」


さっきまで指が出入りしていたその場所に。
冷たい何か、圧迫感。


顔を反らして視線をそちらへ向けようとすれば。
透はさらに強引に唇を重ねてくる。


「最初だけ、我慢な」

「?」

「慣れれば気に入るから」


唇を離して、にっこりと微笑む透の表情は。
不安を煽る材料でしかないんだけど。


「……………何?これやだ、取って」


痛くは、ないけど。
異物感が半端ない。
これじゃ歩けないじゃない。


「却下」
「自分で取っても駄目だからね?」
「………わかった」


後で取っちゃうもん。
こんなの。
抜けたとか、落ちたとか。
いい訳ならなんとでも。


「先に出てって!!支度してから行くから」


って。
ふたりを個室から追いやろうとした、瞬間。


「………っ!?」


ヴィィィ…………ン


膣(なか)で何かが、動き出したんだ。


「ひぁっ!?……あぁぁぁぁっっっ!?」


振動に合わせて、両足が痙攣する。
立つ力も抜けていくけど、なかに入った何か、のせいで座ることも出来ない。
ブルブルと震える振動のせいで、一切身動きが取れないのだ。
力の入らない両足をびくびくと震わせながら、目の前のふたりにしがみつくので精一杯。

「すげ、なんか新鮮」
「初めて?これ」
「お願い、止めて、これやだ」

「だーめ。そろそろデザートくるよ?」

「………っ」


嘘でしょ。
このまま、デザート食べるの?

「だーかーら、怯えた顔しちゃ駄目だってば」
「ぃやっ、無理……っ、斗真ぁ」
「俺リモコン持ってねーし」

「やぁぁぁぁっっ!!」

何………っ!?

今、強くなった?

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